「花の虹タイム」カテゴリーアーカイブ

LDX 授業研究会

 11月28日(木)、1年生と5年生の授業研究会を行いました。

 1年生は、花の虹タイム「もうすぐ2年生」という生活科の単元で、地元のこども園の新1年生を招待して、交流会をするための企画をしました。

 これまでの時間に、どんな交流をすればいいか、Y字チャートやピラミッドツールを活用し、自分自身の考えをまとめたり、友だちと話し合ったりしてきました。

 本時は、新1年生の「知りたいこと」「遊びたいこと」の思いを知り、相手意識をもち、交流会のメニューを考えました。

 「年長さんは、作ることが好きだから工作がいいんじゃない。」「これは、年長さんにはまだ早いよね。」「これは、難しすぎるよ。」など相手意識をもち、何がいいかを話し合いました。今までと違う考えが浮かんだ時には、カードシートの色を変えて記入します。

 フリック入力、ローマ字入力など自分の得意な方法で入力しています。交流メニューにふさわしくないものは、ピラミッドの枠外に出します。自分が4月の頃を思い浮かべたり、これまでの自分たちの学習を生かせる方法を考えたり、関連付けながら考えていました。

 以前に図工で学習した「ふわふわゴー」だとあっという間に作ることができてみんなで楽しく遊べる、「おおかみさんいまなんじ?」だと、時計の学習にもなっていい、などとみんなの意見がまとまっていきました。

 5年生は、これまで学習してきた花の虹タイム「いきる・かかわる・そなえる」の防災学習を全校の児童に伝えるための学習をしました。今まで学んできたことの中から何を全校児童に伝えたいか、それは、どのような方法で伝えるかを話し合いました。

 最初は、「地震が起きた時どうすればいいか」を伝えようとしていたグループが、話し合ううちに、「自分たちが本当に伝えたいことはそうじゃない」「地震や災害が起きた時にSNSなどでは、デマや詐欺が流れるから、そういうことに気を付けてということだ」とまとまり、「災害時に正しい情報を得るために」と伝えたいことを変更し、どうすればいいかを劇で伝えることにしました。

 最初は、〇×クイズを考えていた班も 「災害時は、スポーツドリンクをライトに照らすと、明るくなるから備蓄品としてスポーツドリンクもいいと教えたい」「ガス、水道、電気が止まった場合、とにかく水が貴重品となり、ストックが必要だと伝えたい」など、今まで学んだことから、全校児童に伝えたい思いが深まっていきました。

2年日詰商店街探検

 11月26日(水) 2年生が、花の虹タイム「日詰商店街探検2」を実施しました。1学期に探検し、2回目です。今回は、グループ毎に1店舗の店主にじっくりとインタビューします。

 ミルクホールマイカさん。子どもたちは、かえるのことが気になっていたようです。お店を気に入った人が何度も来てくれるような居心地のよい店をつくっているそうです。

 松本精肉店さん。とってもいい香りがして誘惑が多かったです。一番忙しいのは、朝だそうです。お惣菜を作ったり、お客さんに対応したり、忙しい時間にありがとうございました。

 スズトクさんには、気になるものがいっぱい。スズトクさんが、「メロンパンが一番好き」と話すと、全員が「自分もメロンパンが一番好き」「昨日もメロンパンを食べた」と共感し、メロンパンが一番好きな集団になっていました。

 藤屋食堂さんの一番人気は、ラーメンミニカツ丼セットだそうです。看板犬ミミーに会いたいと懇願し、お休み中のミミーに会うことができました。藤屋食堂さんには、ちょうど、秋田県の商工会の方々が視察にいらしていました。県外から視察に来る日詰商店街です。一緒にその魅力を探りました。

いわてこどもホスピス

 11月21日(木) 「みんなちがってみんないい」福祉を学んでいる4年生がいわてこどもホスピスさんについて学びました。いわてこどもホスピスさんは、こどもたちがこどもの病気について知ることをビジョンのひとつとされています。

 代表の工藤さんのお話の奥の深さに子どもたちは、圧倒されたようですが、「自分たちに何ができるか」「私たちも何かしたい」と質問していました。私たちの周りにも重い病気のこどもたちがいること、その生活や家族の願いなど知ることからはじめていきましょう。「何ができるか」見付けられたら素敵です。

6年日詰商店街体験

 11月20日(水) 6年生が花の虹タイム「卒業研究」の一環として、日詰商店街で体験学習をしました。この活動を通して、日詰の未来や自分の未来を考えること、日詰っていいな、自分ってなかなかいいなと、地域や自分に愛着や誇りをもつことが目的です。

 藤屋食堂さんでは、鰹節を削ること、そばの盛り付けなど、地産地消かつ丁寧な仕事を通して、美味しさを届けるこだわりを教えていただきました。そして、お客さんの笑顔を見ることが目的で調理は手段であることを学びました。

 平井邸さんでは、百年の時を越えてまた酒造りができている喜びと応援してくれる方々への感謝の思いをお聞きしました。そして、平井さんの1日の仕事の中で、酒造りはほんの5分程度で、その他の時間は、梱包の作業、スタンプ付、平井邸の維持、畑の仕事など地道な仕事が多いことを教えてもらいました。紫波町には、紫波町の人が気付いていない良さがたくさんあると熱い情熱をもらいました。

 タゴマルさんでは、店の名前が「糸がからまる方言=たごまる」から、人も絡まって、みんな仲良くなってほしいという願いがあることが分かりました。子どもたちが気軽に店に寄り、店や店員さんが子どもたちの安全基地となり、子どもたちを守りたいという熱い思いをお聞きしました。そして、本業は左官屋さんで、その仕事の良さを知ってほしいという思いがありました。

 天狗寿司さんでは、お客さんに喜んでもらうために様々な食材やお酒を揃えていること、死ぬまでこの仕事を続けたいという情熱と誇りを教えてもらいました。また、様々なイベントを企画し、町の人と一緒に自分も楽しんでいるという素敵な思いを学びました。

 体験直後の子どもたちの振り返りノートです。ご覧ください。(体験直後の振り返りメモですので、誤字脱字はお許しください。)

 体験学習の様子は岩手日報さんでも取り上げていただきました。岩手日報2024年11月21日付岩手日報社の許諾を得て転載しています。

 畠山写真館さんでは、結婚式とか七五三とか、一生に一度しかない大切な瞬間を預かっている責任の重さとそこに携わることができる喜びのお話を聞きました。もし、紫波町の出身でなくても、紫波町は住みたいと思う町であること、その理由は、人々が親切で親身に話を聞いてくれること、夢や未来への挑戦を応援してくれる町や人々であることなど、紫波町や日詰のよさを教えてもらいました。

6年県立大生と学ぶ

 11月14日(木) 6年生が花の虹タイム「卒業研究」の一環として、日詰商店街で体験活動をするための事前学習をしました。講師は、県立大学三好ゼミの5名です。

 県立大学三好ゼミは、これまで日詰商店街のマップを作成したり、日詰商店街のアピールをしたりしてきました。県立大生は、この日詰小6年の体験学習のために、日詰商店街の店舗をまわり、店主に依頼し、11店舗の許可を得ました。そして、体験学習の趣旨を説明し、5感をとおして学ぶことができるように、どのような体験ができるか店主と相談してきました。この活動のためにリサーチやミーティングを重ねてきました。

 県立大生の店の紹介では、店の品物や様子だけではなく、店主の魅力や思いに着目し、プレゼンしました。また、それぞれの店でのミッションを3~4個用意し、店主の人生観や職業観に深く迫ることができるように仕掛けました。

 県立大生からの店の紹介後、自分の行きたい店の希望をロイロ・ノートを使い、アンケート調査しました。その人数を見ながら、県立大生が希望者の少ない店舗の魅力を伝えると、子どもたちが動き、あっという間にちょうどいいバランスになりました。

 早速、体験する店舗ごとに分かれ、自己紹介やアイスブレイクをしました。

 体験店舗ごとに、リーダー、あいさつ係、インタビュー係、撮影係、記録係など役割を決めました。

 店主へのインタビュー内容を考えました。店主の仕事への思いを引き出すようなインタビュー、店主の日詰商店街や紫波町への思いを引き出す質問、夢や希望を聞くためにはと、インタビューの仕方や内容を考えました。

 県立大生のファシリテートのもと、話し合いが深まりました。日詰商店街での体験学習が楽しみです。県立大生のみなさん、緻密なリサーチ、素晴らしいプレゼン、温かなファシリテートをありがとうございます。子どもたちは、県立大生に憧れをもったようです。

6年日詰商店街を学ぶ

 11月13日(水)、6年生が花の虹タイム「卒業研究」の一環として、日詰商店街について学びました。講師は、日詰商店街の鷹觜氏です。

 日詰商店街のこれまでの挑戦や強みと弱み、これからの展望についてお話をいただきました。児童からの「これまで失敗はなかったのか」という質問に、「失敗は挑戦している証拠、失敗は悪いことではなく次につながる」などのお話をいただき、「失敗」についての価値観が広がりました。

かじ町さんさに挑戦!

 11月9日(土) 日詰商店街のくらみち感謝祭のかじ町さんさに4年生7名が参加しました。11月7日(木)の学校での体験を通し、かじ町さんさに興味をもった子が次の日の練習にも参加し、この日を迎えました。あっという間に上手に踊れるようになり、びっくりです。日詰の伝統芸能について学びました。

具体的な防災対策を

 11月9日(土)、5年生は、日詰商店街のくらみち感謝祭にて、炊き出し体験と防災のアピールをしました。5年生は、これまで、紫波総合高等学校と炊き出し体験をコラボしたり、保護者や地域の方と炊き出し体験をしたりしてきました。その成果を生かし、この日、日詰商店街で防災についてアピールしました。休日にもかかわらず、24名の5年生が集まり、積極的に行動しました。

 食の匠の細川さんの指導のもと、ひっつみの炊き出しに挑戦しました。

 ひっつみを薄く伸ばし、鍋に入れ、浮いてきたら食べごろです。郷土料理について学びました。

 なんと、道路に並び、道行く人にお振舞しました。

 道路の反対側の方にもお振舞しました。自分で考え、積極的に行動しました。その他に、手作り防災グッズ(段ボール椅子、新聞紙スリッパ、新聞紙枕など)の展示、防災クイズの出題などを行いました。

平井邸の役に立ちたい

 11月7日(木)、以前に花の虹タイム(地域学習)「平井邸学習」を行った5年生が再び、平井邸を訪れました。今回は、平井邸当主平井佑樹さんのお話を聞き、自分たちも平井邸のために何かしたいという思いをもってのぞみました。

 今回のミッションは、新酒の時期に合わせ、杉玉をつくることです。

 杉を結びやすい長さに剪定し、松ぼっくりや茶色の葉を落とします。

 まとまった杉を針金で結びます。固くしめるにはコツがいります。

 大きな針金に杉のまとまりをさしていきます。

 それぞれの分担を一生懸命、心をこめて丁寧に行いました。

 最後の掃除まで丁寧に杉ひとつ落ちていないよう心をこめました。

 杉玉の意味を知り、身の引き締まる思いで作成しました。ぜひ、5年生が作成した大きな立派な杉玉を平井邸にてご覧ください。平井邸のために何ができるか、今後も考えていきましょう。

小中連携 かじ町さんさ

 11月7日(木)、4年生が、花の虹タイム「親子でかじ町さんさ体験」をしました。講師は、桂川さんと紫波一中の3年生4人が中心となりました。歳が近く、美しい舞を披露する中学生講師は子どもたちの憧れとなりました。紫波一中と地域学習を通しての、小中連携となります。

 親子でかじ町さんさに挑戦しました。盛岡さんさとの違いや上手に踊るコツを教えていただきました。

 練習が進むにつれて、大きく美しい舞になりました。

 太鼓に興味深々な子どもたちも現れました。4年生は、社会で「地域の祭り」について学習し、「日詰まつり」について調べていました。今回、もう一つの地域の祭りを親子で体験しました。