日詰小学校 のすべての投稿

花の虹タイム 3年生の挑戦

 3年生の花の虹タイム(地域学習)、歴史探検隊では、日詰小学校の歴史について学んでいます。卒業生にインタビューし、日詰小学校の魅力や自慢だったことを伺いました。その中で、「中央階段がとってもおしゃれで自慢だったので、一生懸命掃除をした。」という卒業生の話がありました。しかし、今の中央階段は、雨漏りも多く、その対策の傘もゴミがたまっています。そこに気付いた3年生が、「太陽の子中央階段プロジェクト」を立ち上げました。

 昼休みに10名のメンバーにより活動が始まりました。

「太陽の子中央階段プロジェクト」は、3つの活動を考えているようです。①雨漏り対策傘をリニューアルし、きれいに飾りつける」「太陽の子キャラクターを3年生で考え、掲示する」「中央階段をきれいに掃除する」どんな中央階段にあるか楽しみです。卒業生にも見に来てほしいですね。

花の虹タイム 平井邸

 10月9日(水) 5年生が、花の虹タイム(地域学習)として、平井邸(国の重要文化財)の学習をしました。

 大広間では、和室のマナー、お茶のいれ方、お菓子やお茶のいただき方について学びました。7名の着物をお召しになったお茶の先生方から、グループ毎に一人一人が丁寧に作法を教えていただきました。

 和室では、立ったまま挨拶することなく、正座し、手で三形をつくり、背中をまっすぐに伸ばしたまま美しくお辞儀する方法を教えていただきました。

 16代当主平井氏からは、平井邸の歴史や16代当主が考えるこれからの平井邸の展望についてお話をお聞きしました。

 自然と靴もそろえ、美しく並べています。

 平井邸のために何かしたいと思ったのか、ちょっとした待ち時間に、庭のお堂を掃除し始める子どもたちがいました。

 子どもたちが、平井邸のために自分たちも何かしたいという強い思いをもった場合には、杉玉を作らせていただく予定です。

花の虹タイム オガール体験

 10月8日(火) 6年生が、花の虹タイム(地域学習)の卒業研究の一環として、オガールプロジェクトについて学びました。

 まずはじめに、公民連携による町づくりオガールプロジェクトを立ち上げた岡崎氏の話をお聞きしました。岡崎氏のこれまでの経験や実績、物の考え方や捉え方にふれた子どもたちは、大きな衝撃を受けたようです。その日の子どもたちの振り返りの中には、「衝撃」「考えたこともなかった視点」「独創的」「挑戦」「かっこいい」「かぎりある命の時間」「自分の考えで生きる」「感謝」「まわりに合わせなくていい」などのキーワードがたくさんあり、価値観の広がりが見られました。

 次は、熊谷町長の話をお聞きしました。どんなお仕事も大切な仕事であること、人とは違うやり方してみること、自然や資源を守っていくこと、よいデザインは100年続くことなど、自分たちに期待することをお聞きしながら、紫波町のよさをかみしめました。

 その後、オガールプロジェクトに賛同して集まってきた方々、11の施設や店舗に分かれ、その方々の職業観や人生観、未来への展望について学びました。振り返りから、「オガールでは、『普通』に縛られずにとことん工夫して、考えて、一生懸命に取る組む情熱をもった人たちが集まっている。来た人を大事にし、楽しんでもらいたいと思っているから、人が集まる。大きな情熱が小さな思いやりにつながり、みんなを呼び寄せる。それが、「心地よい」になっているのだと思った。」

花の虹タイム 日詰まつり

 10月4日(金) 4年生が花の虹タイム(地域学習)として、大野氏をお招きし、日詰まつりについて学びました。その日、校長は出張で留守にしていたため、翌登校日に4年生の児童3名が校長室を訪れ、授業で学んだことを自主的に教えてくれました。自分のタブレットで撮った大野氏が音頭上げをしている動画も見せてくれました。

 3名のことばを紹介します。「大野さんは、作った山車を見せたくて祭りをしているのではない。とお話されました。日詰まつりは、子どもたちを楽しませたい思いと子どもたちに日詰を好きになってほしいという思いで、大人が力を合わせているそうです。その理由に、びっくりしました。」「日詰まつりは子どもたちのためのまつりと聞いて、そんなことを考えたこともなかったと思いました。」「私も大学生とかになり他所に行っても、日詰まつりの時は帰ってきて、子どもたちのためにまつりをしたいと思いました。」自分たちが地域の方々に大切にされていることを知り、幸福感でいっぱいで、伝えたい思いが広がりました。

LDX ことばの教室

 10月3日(木)ことばの教室の授業研究会が行われました。「子ども主体の授業」「考えるための技法の活用」「ICTの効果的な活用」の3本柱で授業を研究しました。

 口腔内の機能トレーニングでは、タブレットを活用し、目標の速さに適した曲を選択し、リズムに合わせて楽しく行います。

 ロイロ・ノートでとりためてきた課題音に対する以前の自己評価の表現(言語表現)や発音の仕方を確認します。

 録画の口の部分を拡大し、じっくりと見ます。

 今日の発音の仕方は、どうか、動画を見ながら、聞きながら自己評価します。以前の発音の様子と比べることで、客観的に、自分が上達していること、発音が改善されていることを実感としてとらえることができました。

 タブレットで焦点化して映像を確認することにより、どこの何を見ればよいのか、何を聞けばよいのかが、はっきりと分かり、集中が持続しました。

太陽の子ポスト ハロウィン

 太陽の子ポストに、「ハロウィンイベントをしたい。」「ハロウィンをみんなで楽しみたい。」という願いが入っていました。2年生が、親子行事として、11月1日(金)に校内ハロウィンパレードをすること、6年生が、日詰商店街の「ひづめハロウィンウォーク(11月2日開催)」をハロウィンジャックし、10月29日(火)に事前準備をすることを張り出しました。すると、

 その活動を応援しようと、それぞれが考えた活動が始まりました。6年生の有志は、「ひづめハロウィンウォーク」の参加者にハロウィン缶バッジをあげようと缶バッジづくりを始めました。

 3年生から5年生の有志は、学校をハロウィンで飾り付けようと様々なかわいい飾りを作り始めました。

 太陽の子ポストには、「自分もハロウィンのかざりを作りたい。」「ハロウィンのかざりつくりに参加していいですか?」という願いも集まるようになりました。みんなで2年生や6年生の活動を応援し、自分たちも楽しみましょう。

太陽の子ポスト 命の水

 本校では、熱中症対策として夏の間、ジャグに冷たい水を用意し、水筒の水がなくなった児童が補充していました。「命を守るための冷たい水」です。暑さもおさまり、9月で終了としたところ、太陽の子ポストに「命の水を10月まで延長してほしい。」という願いが複数入っていました。そこで、自分たちで衛生的に運営できるのであれば、10月まで延長することとしました。その結果、

 朝、登校するとすぐに2~3年生が、石鹸で手を肘まで洗い、冷たい水を作るようになりました。

 5・6年生が、下校時に片付けをしてくれるようになりました。しかし、5・6年生が片付けを忘れていると、3年生には、ジャグが重くて持てないので、5年生に片付けを依頼しに行き、みんなでにぎやかに「冷たい水づくり」をしています。

 太陽の子ポストの子どもたちの願いが実現しています。朝早く登校し、冷たい水を作っている子どもたち、ありがとうございます。そして、忘れずに片付けてくれている子どもたち、ありがとうございます。

花の虹タイム5年防災学習

 9月30日(月) 5年生が紫波総合高等学校2年生と一緒に防災について、体験的に学びました。紫波総合高等学校を会場に自衛隊の方々にも教えていただきました。

 3つのコースに分かれ、Aチームは電気やガスが使えない状態を想定し炊き出し体験をしました。Bチームは、孤立した最悪な状態を想定し、調理器具を使わず炊き出し体験をしました。Cチームは、避難所の備蓄用食品を試食し備蓄に最適な食品を考えました。

 1グループは、小学生と高校生合わせて4名で構成され、だれもがこの学習にかかわるように設定されました。4人グループで力を合わせます。Aチームは、アイラップを使う炊飯とキッチンシートを使う炊飯を体験しました。ご飯がたけるまでの間は、ドライフードの試食をし、高校生がリードし、感想を話し合い、会話も弾んでいます。

 Bチームは、屋外で、空き缶を二つ利用し、下の缶では火をおこし、上の缶では炊飯をしました。火をおこす難しさ、アルミ缶のもろさなどを感じながら、力を合わせて粘り強く取り組みました。高校生が小学生にやらせてくれて、たくさんほめてくれて、だんだん一体感がうまれました。

 Cチームは、様々な備蓄用食品を試食し、備蓄に向くもの向かないものなどを考えました。かんぱんは、固いためお年寄りなどには不向きであるとか、甘い物よりフリーズドライなどの方が空腹感がなくなるとか、分けやすい食べ物は何かとか、利点・欠点を考えました。

 火おこしにも挑戦。なかなか火がつきません。

授業終了時には、別れるのが惜しく、ずっと手を振りあっていました。高校生に優しく受け入れられ、じっくりと活動を見守り応援してもらい、一人一人の児童が尊重され大事にされた日でした。児童は、「紫波町っていいな。」「この町を一緒に守っていこう。」という気持ちがあらたになったことと思います。

花の虹タイム3年歴史探検隊

 9月26日(木) 3年生が花の虹タイム(地域学習)「日詰小の歴史探検隊ーひみつ大発見ー」の学習をしました。地域学習として、3年生は、日詰小学校の歴史、4年生は、紫波町名誉町民、5年生は、日詰の歴史、6年生は、紫波町の歴史を縦軸で学んでいきます。

 3年生は、9月17日(火)に日詰小学校卒業生19名のみなさんにインタビューをしました。その中でもっと深めたいな、もっと聞きたいなということは、電話、オンライン、来校などで追加インタビューしました。この日は、たくさんインタビューした中から、「昔のすごいな」ということではなく、「日詰小学校だけのすごいな」というものを整理しました。

 インタビューグループで話し合い、ロイロノートを利用し「日詰小だけの歴史」「日詰小ならではの自慢」「そのどちらでもない」ものに仕分けしました。

 この学習をしていくうちに、「日詰小学校っていい学校だな。自分の学校が好きだな。」という発言がありました。卒業生の話を聞き、学校への愛着が深まっています。

 昔の素敵な活動を知り、「自分たちも地域の方々と一緒に何かしてみたい。」という思いや「卒業生が大切にしてきた学校を自分も大切にしたい。」という決意がうまれ、自分事として考え始めました。

 各グループで、これぞと思う「日詰小だけの歴史」「日詰小ならでは自慢」を発表すると、聞いている児童は、「へえ」「うあ」「えーすごい」と感嘆しながらも、「今はできないよね。」「今は、中央階段の傘カビ生えているよね。」など、現在と比較するつぶやきが聞こえてきました。

 日詰小を自慢と思っている卒業生の思いをインタビューし、その思いにどういう願いが込められているかを考え、その思いを受け継ぐために、「自分たちに何ができるか」を考え始めました。3年生が、これからどんなプロジェクトを企画し、全校、家族、地域に発信していくのか楽しみです。

 もうひとつ素晴らしい話。6月に研究授業研究会をした4年生が、その時、授業を見てくださった田中先生が来校していることが分かり、校長室に訪ねてきました。「6月に授業を見ていただいた時には、紫波町名誉町民の功績がすごいと思っていましたが、その後、自分たちは、日野市の方々に紫波町名誉町民のことを伝え、喜んでいただき、もっと多くの人に知ってほしくなりました。そこで、紫波新聞にお願いし、紫波町名誉町民ここがすごいコーナーを連載することになりました。そして、私たちも功績だけではなく、それぞれの方の活躍が今にも続いているということを調べ、『未来へのバトン』と名付けました。新聞に掲載することで、私たちもバトンを渡していきたいと思います。」と、ノー原稿で田中先生にお伝えしました。自分発信で動くことができる児童が増えています。「アンテナ高く、自分に今何ができるかを考え、行動する」花丸です。

2年みんなでつかうまちしせつ

9月26日(木) 2年生が生活科の学習「みんなでつかうまちしせつ」の学習をしました。9月10日(火)に紫波中央駅から電車で盛岡駅に行き、アイーナの県立図書館で学習した時の学びを深めました。盛岡駅や県立図書館で見学した写真などをもとに、みんなで使う施設の工夫を考えました。

 前時までのところで、だれのための工夫か、グループでシートを作成しました。「おばあちゃん」をクリックすると、おばあちゃんのために工夫している写真がでてくるようになっています。

 グループのシートはグループ共有にしてあり、グループで分担し、「だれの」「なにが工夫か」を入力しました。

 書き込みの仕方は、それぞれの好きな方法で、コメントで貼り付ける子、写真に丸印をつける子、写真に文字を書き込む子などそれぞれです。

 入力の仕方もトグル入力、フリック入力、キーボード入力、ペンでの書き込みなど自由な方法で入力します。かな入力の子もローマ字入力の子もいます。

 自分の見つけた工夫をグループ内で共有し、次はワールドカフェのように全体で発表し聞き合います。

 同じ場所を秘密と選んでも、対象や理由が違い、様々な視点でとらえる楽しさ、広がりがありました。

 みんながみつけた秘密を交流する中で、いろんなみんなが使いやすい工夫があることに気づきました。そして、その工夫は、「思いやり」であるという気付きに深まりました。今度は、紫波町図書館に見学に行きます。今回の学習を生かし、紫波町図書館の秘密を探したり、司書さんにたくさん質問ができるといいですね。