9月30日(月) 5年生が紫波総合高等学校2年生と一緒に防災について、体験的に学びました。紫波総合高等学校を会場に自衛隊の方々にも教えていただきました。

3つのコースに分かれ、Aチームは電気やガスが使えない状態を想定し炊き出し体験をしました。Bチームは、孤立した最悪な状態を想定し、調理器具を使わず炊き出し体験をしました。Cチームは、避難所の備蓄用食品を試食し備蓄に最適な食品を考えました。

1グループは、小学生と高校生合わせて4名で構成され、だれもがこの学習にかかわるように設定されました。4人グループで力を合わせます。Aチームは、アイラップを使う炊飯とキッチンシートを使う炊飯を体験しました。ご飯がたけるまでの間は、ドライフードの試食をし、高校生がリードし、感想を話し合い、会話も弾んでいます。


Bチームは、屋外で、空き缶を二つ利用し、下の缶では火をおこし、上の缶では炊飯をしました。火をおこす難しさ、アルミ缶のもろさなどを感じながら、力を合わせて粘り強く取り組みました。高校生が小学生にやらせてくれて、たくさんほめてくれて、だんだん一体感がうまれました。

Cチームは、様々な備蓄用食品を試食し、備蓄に向くもの向かないものなどを考えました。かんぱんは、固いためお年寄りなどには不向きであるとか、甘い物よりフリーズドライなどの方が空腹感がなくなるとか、分けやすい食べ物は何かとか、利点・欠点を考えました。

火おこしにも挑戦。なかなか火がつきません。

授業終了時には、別れるのが惜しく、ずっと手を振りあっていました。高校生に優しく受け入れられ、じっくりと活動を見守り応援してもらい、一人一人の児童が尊重され大事にされた日でした。児童は、「紫波町っていいな。」「この町を一緒に守っていこう。」という気持ちがあらたになったことと思います。